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てあわせとは

 てとてをあわせることから始まり、その温もりを感じ合いながら、からだ全体でともに表現し、コミュニケーションを広げていく活動です。

障害の有無や年齢に関係なく、始めての方も、自由に繋がり合、感じるままに、表現を創りだしていきます。

その時々の自然も取り入れながら、違いは違いのまま、心地よい居場所を共創してきます♪

沿革

 2012年12月に宮城県東松島市にある赤井市民センターで,東洋英和女学院大学人間科学部教授西洋子先生と 早稲田大学創造理工学部教授三輪敬之先生により,初めてのてあわせ表現ワークショップ(東松島ワークショップ)が 開催された.それまで先生方は約1年に渡り宮城県内の東日本大震災の被災地を廻り被災した人々に対する支援のあり方 について模索してきたが,その被災者の置かれた状態を目の当たりにし,てあわせ表現ワークショップの必要性を強く確信されて, この地で開催される運びとなった.翌年の4月には石巻にある「児童福祉サービスみらい」に通う子どもたちを対象に 手合わせ表現ワークショップ(みらいワークショップ)が開催されるようになった.2016年には石巻と東松島の合同で開催(てあわせのはら) されるようになった.合同で開催されるようになり,色々な人とのつながりや経験ができている.ワークショップの参加者は, 東京から西先生・三輪先生のほか研究者や学生,石巻地区の小中学校の支援学級や石巻支援学校に通う障害のある子ども たちやその卒業生,石巻の児童福祉サービスに通う子どもたち,また,それらの子どもたちの親や家族も一緒に参加している. その他,親や家族の知り合い,子どもたちの通う学校や福祉の関係者,市の広報紙等の情報を得て参加する者など, 年齢は1才から80才代と幅広く,男女,障害の有無,様々な職業や社会的立場の方々など多様な構成になっている.

ファシリテーター紹介

西洋子

東洋英和女学院大学教授。専門は身体表現論・舞踊学。博士(学術)。
お茶の水女子大学・同大学院で舞踊学を学び、子どもの身体表現、精神科入院病棟での身体表現の実践を重ねる。 年齢や性別、障害の有無を超える身体での共創表現を構想し、1998年からコミュニティを基盤とするインクルーシブダンス「みんなのダンスフィールド」を開始。 近年は、学校や福祉施設、ミュージアムや被災地での共創表現ワークショップを積極的に展開。

三輪敬之

早稲田大学名誉教授。共創学会会長。専門は共創学。博士(工学)。
日本機械学会フェロー。早稲田大学理工学部を卒業後,助手、講師、助教授、教授を歴任。植物や人間のコミュニケーションに関する研究、影や霧を使った共創表現メディアの開発などを牽引。ジェノバ・サイエンスフェスィバル(イタリア)でShadow AwarenessⅡ(Dual2010)を上演,総指揮をとる。2012年より,東日本大震災の被災地で身体表現WSを西洋子氏とともに継続中。共著書に「場と共創」(NTT出版)他。

郡司ペギオ幸夫

東北大学理学部地学科卒、同大学院博士課程修了。
神戸大学に30年近くいたのち、2014年から早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授・神戸大学名誉教授 「生きるとは何か」とか「創造するとは何か」とかの問題を、言葉で考えたり、数式で考えたりしています 単著に天然知能(2019年/講談社), やってくる(2020年/医学書院)など、 共著に郡司・松野孝一郎・オットーレスラー:内部観測(1997年/青土社)、中村恭子・郡司:TANKURI:創造性を撃つ(2018年/水声社)など. http://www.ypg.ias.sci.waseda.ac.jp